アメリカの道路

アメリカ(カリフォルニア)の道路は、日本に比べて広く車線も多いですが、道路標識の数は少ないです。

 

例えば、日本では道路に制限速度(40とか50とか)が書かれていることが多いですが、アメリカではめったに見ることはありません(たまに見ることはあります)。

制限速度表示は道路脇の看板に記載されていることがほとんどで、その看板の数も少ないです。とはいえ、道幅にあった「暗黙の適正速度」が存在するので、慣れてしまえば運転中制限速度を気にすることも 少ないのですが(唯一、運転免許試験の際は制限速度を超えてはいけないので、あらかじめ試験場回りの道路の制限速度を調べておく必要があります)。

 

制限速度表示以外にも、行先を表示する看板はアメリカでは皆無です。日本だと、「←渋谷 ↑新宿 →池袋」のような看板がたくさん見受けられますが、アメリカではほとんど見ることはありません(フリーウェイのジャンクションでは見かけますが、それも日本の高速道路のそれよりは少なくてわかりづらいです)。

カリフォルニアの道路は比較的碁盤の目状になっていてわかりやすいため、そのような看板が少ないのだとは思いますが、慣れないうちは自分がどの方向に進んでいるのかわからなくなることがありました(カーナビ普及率も日本より低いです。実際、私の乗っていたプリウス2010年モデルにもついていませんでした(妻のプリウスにはついていました))。

 

日本の親切な道路に慣れた私にとっては、制限速度にしろ、行先表示にしろ、アメリカの道路からは「自分のことは自分で調べろ」という意思を感じます。