銀行 口座開設
留学中、会社から給料を(ドルで)もらえるので現地の銀行口座を開設する必要があった。
通常、アメリカの口座開設にはSSN(ソーシャルセキュリティナンバー。社会保障ナンバー)が必要なのだが、学生なのでそれは免除される。ただ私の場合は一つ問題があって、渡米して即口座を作らないと初月の給料が振り込めない、と会社の人が言うのだ(後で作って次の月にまとめて振り込み、というのもできないらしい)。
私の他の技術留学生(毎年何人かいる。大学はバラバラだが)は、日本にいる間に開設できる口座(ユニオンバンクなど)を作っておいたらしいのだが、私の場合は学校の近くにユニオンバンクのATMが少なそうなので作らなかった。
#実はシティバンクのドル口座を持っていたのでそれで良かったのだと後で気づいた
作りたいと思っていた銀行はこちら
- Bank of America
- Chase
どちらもアメリカでは有名な銀行(日本でいえばみずほ、三井住友、みたいな?)なので、ATMには事欠かない。
というわけでLA到着後、すぐ銀行に行く。まず一番学校に近かったBank of Americaの支店に行くと担当の女性こういわれてしまった。
「口座開設には住まいの住所が必要です。ホテルや会社の住所ではダメ」
がーーん。
確かに言われるとそれが正しい気もする。会社の人にそれを伝えると、
「そんなはずはない。できるはずだ。別の銀行でトライしてみろ」
と言われたので、ほんまかいな、と思いつつ もう一つの候補である Chase へ(こちらの支店も大学からそれほど遠くなかった)。
ここでも、住所がホテルしか無いことを伝えると、やはり担当の女性が「まじか」みたいな顔をしてしばらく考え込んだ。
やっぱダメだよな、と思っていたら、
「わかった、ではホテルの住所でいいわよ。家が決まったらそっちの住所に変更してね」
おおお、会社の人、あなたの言ったとおりでした。
ちなみにアメリカの飲食店などでは雑で無愛想な店員が多いが(そうでない人もいる)、銀行の担当はバンカメ(Bank of Americaの略)もChaseもどちらもとても丁寧な対応で、上記のような荒いしゃべり方ではなかった。こちらが英語が苦手なことも十分承知で、何回聞き返しても優しく対応してくれた。渡米したてで言葉も通じず心細い私にはそれがとても嬉しかった。
こうして無事口座開設。口座についてメモしておくと、
- Checking Account(小切手用の当座預金。利息はつかない)
- Chase の ATM なら引き落とし無料だが、他行の ATM で引き落としする場合は手数料が2ドル
- デビッドカード(買い物でも使えるし、キャッシュカードとしても使える)を家族の分も欲しい場合は、その人と一緒に再度支店に行くこと
- クレジットカードはSSNが無いと作れないと言われた
口座開設に必要なものはこちら。
- パスポート(ビザ)
- I-20 (どこの大学の学生かを証明するもの)
- 口座開設時に必要な入金額(確か25ドル)の現金(たぶんトラベラーズチェックや小切手でもOK)
- (できればアパートの。私の場合はホテルの)住所。これが小切手に刻印される。
口座を開設すると小切手を最初に3枚もらえた。もっと必要な場合は有料(確か120枚で$18.75)。アメリカ生活では結構小切手が必要なようなので、早く住所を決めて小切手を買おう(住所が刻印されるから、たぶん住所が変わったら使えないんじゃないかな。調べてないけど)。
小切手やデビッドカードの使い方についてはまた後日。